Minicare I-20

血液検査により心臓発作の前兆を予測

定期的な健康診断だけでなく、入院中や治療中にしばしば行われるのが検体検査です。
検体検査とは血液や尿、便などを採取しそれを専門の機器にかけることによって数値を計測し健康状態を把握していくものです。

この検体検査の中でも最も多くの情報をつかむことができるのが血液で、現在では計測をしていくことで体のどの部分にどういった問題があるかということを正確に調べることができるようになっています。

中でも今注目の検査技術となっているのが「Minicare I-20」というコーニンクレッカフィリップスが開発した心臓発作の診断機器です。
「Minicare I-20」は小型の検査機であり、これまで心臓発作の予兆を検査するときに必要であった1時間程度の時間を10分にまで短縮することができます。

しくみは採取した血液を入れることにより、血中に含まれているタンパク質の一つ心筋トロポニンの濃度を素早く計測でき、そこから心臓発作の可能性を判断していけます。

「Minicare I-20」は2016年6月の時点で開発国である英国の他、欧州地域での限定販売をしており他の地域では使用をすることはできません。
ですが今後技術が確立することにより多くの地域でも導入が進むことが期待されます。

全自動血液分析装置を可能にするロボット

ロボット開発が最も進んでいるとされているのが医療分野ですが、この血液検査においてはその技術があますことなく利用されています。

先に説明した「Minicare I-20」もそうですが、日本においても少量の血液で多くの情報を引き出す全自動血液検査機が使用されています。

採血をされた血液はベルトコンベアで検査室へと運び込まれ、そこでコンピュータ制御による細かい検査がされていきます。
大型の機器を使用することで同時に50種類以上の検査を行うことができるとされ、しかもそのために必要な血液量は5マイクロリットル(目薬1滴の1/10ほど)とわずかな量です。

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