デジタルマンモグラフィ

毎年1万人あまりが亡くなる乳がんのための検査機器

デジタルマンモグラフィは、年間約1万人が亡くなっているとされる乳がんのための検査を行う医療機器です。
世界的に見ても乳がんは女性が罹患するがんの中でも最も多い疾病となっており、がんと診断されて亡くなった人の割合でも最も高い数値が統計で出されています。

日本国内においても国立がん研究センターに報告されている乳がん患者は多く、年間約1万人がその病気のために亡くなっているとされます。

マンモグラフィはX線を用いた内部撮影機器であり、乳がんの早期発見のためには非常に効果のある方法として全国の医療機関で導入されています。
厚生労働省も40歳以上の女性に対し、毎年1回はこのマンモグラフィを使用した乳がん検診を受けるようにという通達をしています。

しかしながら医療機関や国からの推奨にも関わらず、実際にマンモグラフィを受けたことがある女性というのは割合的に低く、今後どのようにして検査人数を増やしていくかどうかが大きな課題と言えます。

正確にはマンモグラフィという機器は乳がん専門の検査機器ではなく他の体の部位でも使用をすることができるのですが、実際の運用においては乳がん用に使用されることが多いため実質的に専門機器のような扱いになっています。

マンモグラフィのしくみと検査方法

マンモグラフィの特徴は乳房の部分を集中的に撮影し、内部にある石灰化を鮮明にとらえることができるということです。
乳がんの初期症状として乳房の中にしこりができるということがありますが、これは乳房内に石灰化が起こってしまうことによるものです。

マンモグラフィでそうした乳癌初期の乳房を撮影してみると、内部に白い塊があることがわあかるようになるため、触診ではなかなかわからない小さな変化も確実にとらえられます。

医療現場や検査場所に置かれているマンモグラフィは縦に長い架台がついた撮影機器で、撮影時には乳房を片方ずつ撮影台と透明なプラスチック板に挟みこむようにして圧迫させて行います。

マンモグラフィという検査方法を嫌う人の多くがこの圧迫時の痛みを挙げるのですが、これは乳腺内の様子をより鮮明に撮すことができるという効果とともに、撮影で使用されるX線の被曝量を減らすことができるためのものです。

最近ではできるだけ痛みを減らせるように指導をしてくれるとこともあるのですが、やはり多少の痛みは避けられないというのが実情です。

マンモグラフィでの撮影では乳房内部にある乳腺組織や脂肪組織、乳腺、間質組織、腫瘤といったものまでが写るので一般的なX線撮影で把握できる内容とは比べ物になりません。

乳がんの初期症状が疑われる場合には

マンモグラフィで検査をしたときに乳がんへの罹患が疑われるという時には更に詳しい検査をしていくことになります。
マンモグラフィと合わせて行われる検査としては、超音波検査や細胞診、乳腺内視鏡検査といったものがあります。

これは乳房内の病変として疑われる部分の組織を一部取り出し、それを検体として詳しい調査をしていくというものです。
乳房内に針を差し込んで組織を採取するのですが、皮膚を切り取る方法に比べて痛みは少なく、見た目にも大きな変化が起こることもありません。

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